備忘録と日々の雑感,ときどきオリックス。
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煙草については2度目の記事だと思いますが、今日は、肺がんによる死亡率と喫煙率の相関関係についてです。
ざっくり言えば、日本では喫煙率は低下しているはずなのに、肺がんによる死亡率は、あんまり下がってない。だから、肺がんによる死亡と喫煙には相関がないと言えるんじゃないのかなということです。
結論的には、データが荒すぎるので、可能性を示唆する程度であって、実際に相関関係がないとは、言い切れないということが分かりました。
ざっくり言えば、日本では喫煙率は低下しているはずなのに、肺がんによる死亡率は、あんまり下がってない。だから、肺がんによる死亡と喫煙には相関がないと言えるんじゃないのかなということです。
結論的には、データが荒すぎるので、可能性を示唆する程度であって、実際に相関関係がないとは、言い切れないということが分かりました。
*****
まぁ、とりあえず、まず資料1から見てもらいましょう。
資料1:日本における年代別喫煙率の推移

出典)財団法人健康体力づくり事業団HP内の「厚生労働省の最新たばこ情報」の「年代別喫煙率の推移」より引用。
※表は、日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査に基づき、 財団法人健康・体力づくり事業団が作成したものである。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料1からは、以下のことが分かる。
・昭和40(1965)年代以降現在まで、男性の喫煙率は、下がる傾向にある。
・男性は、女性よりも喫煙率の低下が顕著であり、平均値で見た場合、40%もの喫煙率の低下がみられる。
・昭和40(1965)年代以降現在まで、女性の喫煙率は、数%の低下であり、ほぼ一定である。
次に、喫煙率と肺がんによる死亡の相関を確認するため、資料2を見てみよう。
資料2:日本における男性の部位別年代別死亡率の推移

出典)独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHP 内の「部位別がん年齢調整死亡率の推移」より引用。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料2からは、以下のことが分かる。
・1958年(昭和33年)から1990年(平成2年)ごろまでは、男性の場合、人口10万人に対し、約10人から、約50人が死亡するという割合へと高まった。
・1990年(平成2年)ごろから現在までは、男性の場合、人口10万人に対し、 約50人の死亡割合で安定している。
以上の点から、次の2点が明らかになる。
・1958年(昭和33年)から1990年(平成2年)ごろまで、男性の場合、喫煙率が低下しているのに対し、肺がんによる死亡率は高まっている。
・1990年(平成2年)ごろから現在までは、男性の場合、喫煙率が低下しているのに対し、肺がんによる死亡率は安定している。
このことは、喫煙率の変化と男性の肺がんによる死亡率に相関がない可能性があることを示している。
次に、この点を確認するため女性のデータ(資料3)もみてみよう。
資料3:日本における女性の部位別年代別死亡率の推移

出典)独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHP 内の「部位別がん年齢調整死亡率の推移」より引用。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料3からは、以下のことが分かる。
・1958年(昭和32年)から現在まで、女性の場合、人口10万人に対する死亡率は低下する傾向にあり、1958年と現在を比べると、その死亡率は、約半分まで低下している。
以上の資料1と資料3を比較すると、次の点が明らかになる。
・1960年代から現在まで。女性の喫煙率はわずかに低下しているのに対し、女性の肺がんによる死亡率は、わずかに増加している。
以上の説明から、性別にかかわらず喫煙とがんによる死亡の相関関係はないかもしれないということが考えられる。
上の説明では不十分な個所が結構ありますので、最後にその点を確認したいと思います。
1)上の比較は、喫煙とがんによる死亡の相関はないけれども、それは、死亡との相関であって、 がんにかかるかどうかの相関ではない。
2)使用されたデータは、生データではないため、生データとの誤差が解釈に影響を与えている可能性がある。
3)肺がんによる死亡率は、喫煙以外の影響によっても変化しうる。そのため、他の変数の影響を排除してからでないと、比較することに意味がない。
4)集計レベルのデータでは、変数間の関係を無視してしまっている。
(例えば、上のデータからは、非喫煙者の肺がん死亡者数も含まれているため、実際は喫煙者の肺がん死亡率に相関があるのだけれども、非喫煙者の肺がん死亡率が急激に上がっているため集計レベルでは相殺されてしまっている など。)
他にも、データの正確性、統計的な相関分析ではないなど、実際の統計学上の問題は、いっぱいありますが、とりあえず、生データがない中でできることをやってみた感じです。
国際比較から、喫煙率とがんによる死亡率に相関関係がないことを示そうとしている人もいる
ようなので、日本の生データだけで誰かやってないんかな。
資料1:日本における年代別喫煙率の推移
出典)財団法人健康体力づくり事業団HP内の「厚生労働省の最新たばこ情報」の「年代別喫煙率の推移」より引用。
※表は、日本専売公社、日本たばこ産業株式会社による調査に基づき、 財団法人健康・体力づくり事業団が作成したものである。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料1からは、以下のことが分かる。
・昭和40(1965)年代以降現在まで、男性の喫煙率は、下がる傾向にある。
・男性は、女性よりも喫煙率の低下が顕著であり、平均値で見た場合、40%もの喫煙率の低下がみられる。
・昭和40(1965)年代以降現在まで、女性の喫煙率は、数%の低下であり、ほぼ一定である。
次に、喫煙率と肺がんによる死亡の相関を確認するため、資料2を見てみよう。
資料2:日本における男性の部位別年代別死亡率の推移
出典)独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHP 内の「部位別がん年齢調整死亡率の推移」より引用。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料2からは、以下のことが分かる。
・1958年(昭和33年)から1990年(平成2年)ごろまでは、男性の場合、人口10万人に対し、約10人から、約50人が死亡するという割合へと高まった。
・1990年(平成2年)ごろから現在までは、男性の場合、人口10万人に対し、 約50人の死亡割合で安定している。
以上の点から、次の2点が明らかになる。
・1958年(昭和33年)から1990年(平成2年)ごろまで、男性の場合、喫煙率が低下しているのに対し、肺がんによる死亡率は高まっている。
・1990年(平成2年)ごろから現在までは、男性の場合、喫煙率が低下しているのに対し、肺がんによる死亡率は安定している。
このことは、喫煙率の変化と男性の肺がんによる死亡率に相関がない可能性があることを示している。
次に、この点を確認するため女性のデータ(資料3)もみてみよう。
資料3:日本における女性の部位別年代別死亡率の推移
出典)独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターHP 内の「部位別がん年齢調整死亡率の推移」より引用。(最新閲覧日 2012年02月24日)
資料3からは、以下のことが分かる。
・1958年(昭和32年)から現在まで、女性の場合、人口10万人に対する死亡率は低下する傾向にあり、1958年と現在を比べると、その死亡率は、約半分まで低下している。
以上の資料1と資料3を比較すると、次の点が明らかになる。
・1960年代から現在まで。女性の喫煙率はわずかに低下しているのに対し、女性の肺がんによる死亡率は、わずかに増加している。
以上の説明から、性別にかかわらず喫煙とがんによる死亡の相関関係はないかもしれないということが考えられる。
上の説明では不十分な個所が結構ありますので、最後にその点を確認したいと思います。
1)上の比較は、喫煙とがんによる死亡の相関はないけれども、それは、死亡との相関であって、 がんにかかるかどうかの相関ではない。
2)使用されたデータは、生データではないため、生データとの誤差が解釈に影響を与えている可能性がある。
3)肺がんによる死亡率は、喫煙以外の影響によっても変化しうる。そのため、他の変数の影響を排除してからでないと、比較することに意味がない。
4)集計レベルのデータでは、変数間の関係を無視してしまっている。
(例えば、上のデータからは、非喫煙者の肺がん死亡者数も含まれているため、実際は喫煙者の肺がん死亡率に相関があるのだけれども、非喫煙者の肺がん死亡率が急激に上がっているため集計レベルでは相殺されてしまっている など。)
他にも、データの正確性、統計的な相関分析ではないなど、実際の統計学上の問題は、いっぱいありますが、とりあえず、生データがない中でできることをやってみた感じです。
国際比較から、喫煙率とがんによる死亡率に相関関係がないことを示そうとしている人もいる
ようなので、日本の生データだけで誰かやってないんかな。
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